人工芝施工で理想のお庭を手に入れたい!プロの職人が伝授する、美しい人工芝施工の秘訣。(防草シート~人工芝編)
前回は準備~下地編を記事にさせていただきました。
今回は続きの防草シート~人工芝編をご紹介したいと思います♪
人工芝の芝楽ではこれまでたくさんのお庭に人工芝を施工してきました。
だからこそ、D I Yで失敗しない施工方法や重要なポイントを簡潔かつ分かりやすくお伝えできます。
プロの職人が行う施工方法で、素敵なお庭作りに挑戦してみませんか?
防草シートの選び方は前回の記事を参考にしてください。
今回の記事ではまず、固定に使う専用ピンの選び方をお伝えしたいと思います。
専用ピンは大きく分けて3つに分かれます。
・鉄製
・ステンレス製
・プラスチック製
また、地面の配管や電気の線が怖いという方は短いタイプのものもあります。
・普通(15㎝~20㎝)
・短め(10㎝~12㎝)
おすすめは鉄製のものです。
鉄製のものは雨が降ったり、水分を含むと錆びることで固定力が強いです。
是非参考にしてください。
- 防草シートを敷く
基準に合わせ垂直または平行に敷いていく
まずは、お庭の「縁」で真っ直ぐなところを基準とし、そこを始まりとします。
敷地の形に合わせて、長手方向に敷いていくと、つなぎ目が少なく敷けるので
光や水が地面に浸透するリスクを減らすことができます。後ほど説明しますが、
敷地にピッタリにしてしまうと切り取った際に若干隙間ができる場合がありますので、
不安な方は0.5㎝~1㎝程度被せて敷いてもよいでしょう。
よって、5㎝~10㎝程度は縁を残しておきましょう。
専用のピンで固定する
「しわ」がなるべくできないように敷いていく
基準に合わせ、平行または垂直に敷いたら専用ピンで固定します。
「しわ」があると、このあとの人工芝にも影響が出てしまいますので、
なるべくできないように敷いていくことを意識しましょう。
専用ピンは防草シートの4つ角に打ち込みます。
まずは、防草シートの一角を専用ピンで固定します。
ここからはすべての工程でいえることですが、専用ピンを打ち込む際は打ち過ぎないようにしてください。
打ち過ぎてしまうと防草シートに「しわ」ができてしまったり、下地が崩れてしまう可能性があります。
次に逆側、同じ通りの一角を専用ピンで固定します。
その際重要なのは引っ張って「しわ」にならないように打ち込むことが重要です。
これで長手方向2角を固定できましたのであとは残りの2角を前述と同じように、
引っ張って「しわ」を作らないように固定していきます。
防草シートを重ねて敷いていく
1枚目の防草シートが敷けたらつなぎ目を5㎝~10㎝程度被せて敷いていきます。
それを繰り返して全体に防草シートを敷いていきましょう。
防草シートのカット
次は防草シートをカットし仕上げていきます。
5㎝~10㎝程度残した縁の部分を敷地に合わせ「跡」を付け、ハサミでカットします。
「跡」をつけるときは先がとがったもので敷地に沿ってなぞっていくと簡単にできます。
つなぎ目にガムテープを貼る
全体に防草シートが敷けたらつなぎ目にガムテープを貼ります。
つなぎ目は5㎝~10㎝程度被せて敷いていますが、雑草の生命力はとても強いです。
リスクを抑えるために隙間を無くしていきましょう。
- 人工芝を敷く
「耳」カット
基本的に人工芝には「耳」と呼ばれる部分があります。
また端部は直線ではない場合がありますので縁の部分を真っ直ぐにします。
あとでつなぎ合わせるために必要な作業となります。
写真のように人工芝裏地の凸凹したところの間をカッターで切ると綺麗に切れます。
仮置き
人工芝は「芝目」があり、見る方向によって色や見え方が違います。
写真のように根本から見ると色が薄くなり、毛先から見ると色が濃く見えることが分かります。
敷地のサイズや家の位置、芝の見え方によって様々ですのでご家族で相談して決めましょう。
防草シートと同様に、基準である敷地の縁となるところから敷いていきます。
真ん中に4本程度ピンを打ち込み、固定します。
人工芝のカット
写真のように人工芝裏地を敷地に合わせ、カッターを使ってカットしていきます。
真っ直ぐな場合は所々に印をつけ、定規でカットしてもよいでしょう。
カッターで綺麗に収まらない場合はハサミを使います。その際は「芝葉」を切らないように注意しましょう。
人工芝をつなげる
上記の作業を繰り返し、人工芝をつなぎ合わせていきます。
つなぎ目のところにターポリンシートを敷き、その上に人工芝用接着剤を均等に塗っていきます。
この時、ターポリンシートにも「しわ」が入らないように縁をしっかりとガムテープで固定してください。
次は、人工芝用接着剤が芝葉に付かないようにゆっくりと降ろしてください。
人工芝を固定する
20㎝間隔程度で専用ピンを打ち込んでいきます。
防草シートの時にもお伝えしましたが、打ち込みすぎないように注意してください。
専用ピンを打ち込めたら芝葉を巻き込んでしまうことがほとんどですので、
専用ピンで芝葉を押さえながら専用ピンを隠していきます。
また、芝目に平行に専用ピンを打ち込むと隠しやすいので打ち込む方向も注意しましょう。
仕上げ
ゴミ取って、掃除をして完成です。
是非参考にしていただいて、理想の綺麗なお庭を手に入れましょう!